愛情と思いやりをもった人間性豊かな国際人の育成
Formar cidadãos globais que sejam capazes de uma reflexão quanto à importância do outro.
HIRO学園は、2000年4月に開校し、何度も県庁に足を運び2006年、ブラジル人学校としては、日本で初となる学校法人として認可を受けました。そして、開校当初から今も変わらず、日本と世界をつなげる「国際的な架け橋」となる人材の育成を、教育の柱にしております。
私たちの世界は、多様性に富んでいます。文化、言語の違いにとどまらず、私たちは、それぞれが異なる個々の集合によって、この社会を創っております。
多様性に富んだ個々が、それぞれの持ち味を発揮し、尊重しあい、助け合うことで、人間社会が持続発展していくものだと考えています。
HIRO学園は、日本とブラジルにルーツを持つ子どもたちの多様性とその可能性を十分に引き出し、彼らだからこそ発揮できる素晴らしい力を、温かく大切に育んでいく所存です。
A inauguração da Hiro Gakuen ocorreu no ano de 2004. A partir de então, após visitas e consultas consecutivas ao Palácio do Governo da Província de Gifu, em 2006, a Hiro Gakuen se tornou, como escola corporativa, a primeira a ser homologada no Japão. Desde a sua fundação, tem como base educar e preparar as pessoas para que possam expandir globalmente.
Na sociedade do nosso mundo, além de existirem diferenças étnicas como raça, religião, cultura e língua, existem também diferenças de individualidade de cada pessoa.
Assim, temos o pensamento de quanto é importante para que cada um desenvolva suas individualidades, utilizando-as em prol do próximo e da sociedade.
As crianças, por possuírem raízes japonesas e brasileiras, têm também um grande potencial de individualidade. Ciente disto, a Hiro Gakuen procura auxiliar com afeto e dedicação, para que todos despertem sua individualidades e possam desenvolvê-las.
縁あって1999年9月、16名の園児がいるブラジル人託児所を引き継ぎました。
うわさが広がり、翌月には、84名の園児となり、既存の建物では対応できなくなり、引っ越さなければならない程でした。
引っ越した矢先、毎日、代わる代わる親たちが訪ねてきて、こう言うのです。
「先生のところで預かってもらっている子どもたちには、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいます。今、その子たちは、公立の小中学校に通っています。日本の教育は礼儀正しくとてもいい!」「けれど・・・私たちは数年したらいずれ帰国します。母国へ帰ると日本で学んだ子供たちの教育は、役に立たなくなるのです。」
「どうか、ブラジルに帰っても困らない学校をつくってほしいのです!」と。
文化や言葉は違えども、子を思う気持ちは、親として当然の事。その切実な思いに心が揺れました。
ブラジルの教育のことは、何もわからない私は、ブラジルに行き、ブラジル教育省の参事官から話を聞きました。すると、
帰国した日系人が再び日本へ向かうというのです。なぜか、とたずねると
「日本の学校で勉強した子が帰国しても、ポルトガル語が読めない、書けないため、就職先がない。だから、もう一度日本に帰り、工場で就職する。ブラジルに帰っても母国語が話せない、書けないというのは、日本とブラジルにとっての社会問題だ―――」
と話されたのでした。
そして、悩んだ末、私は、困っているブラジル人の子どもたちのために学校を造る決意をしたのでした。
教師を探し、教科書を決め、カリキュラムを学び…前例がなく、すべてが手策りながら、なんとか2000年4月開校しました。
そこからが、さらに大変でした。資金が底をつき、頭の隅には「いつやめようか」が背後霊のように付きまとっていました。そんな中、ある少女が日本の小学校から転校をしてきました。
「小学校は、楽しかった?」とたずねると、しばらく沈黙…。打ち解け出すと、彼女は小学校でいじめを受けていたことを話し出しました。
「日本に慣れようと日本語を勉強すればするほど、何を言われているのかがわかり、悲しくなりました…けれど両親はブラジルでは会計士でしたが、今は工場で働き、我慢しているのだから…」
そう話す姿をみて、私はとても反省しました。そして、「いつやめようか」から、「どうやって続けようか」と考えが変わりました。
そして、その後も慢性的な資金不足は続きますが、生徒の努力と教職員の協力で、質の高い教育を行い、2000年ブラジル政府より義務教育課程の認可を取得し、その翌年には、高等学校の認可を受けました。そして、2006年、ブラジル人学校として全国初の学校法人を取得しました。2011年には、アパートを改装した校舎から、新校舎へ建て替えを行い、教育環境を充実させ、よりよい教育実践をし、本国のトップクラスの大学に進学しています。
1990年の入国管理法改正をきっかけに、日本社会は、少しづつ変化してきました。様々な国の言語が飛び交い、外国人家族が隣のアパートや住宅で暮らし、子ども達が、学校に通っています。外国人は、一週間や十日の旅行客ではなく、身近な外国人市民へと変わりました。
「ここは日本だから日本語を覚えて話せたらいいんだ」という考えもあるかもしれません。しかし、教育は、子どもたちの未来のためにあると考えています。子どもたちは、どの国、どの地域においても、学ぶ機会を得て、自分の可能性を切り開く教育を受けなければなりません。
私の考える「多文化共生」とは、大勢の外国人が日本の習慣、環境を知り、行動していただき、そして、日本人も相手の文化、習慣を知り、理解し、共に互いをいたづらに怖がらず、安全で安心して生活を送ることだと考えます。
経営的には、まだまだ苦しい局面もありますが、教育としての軸をしっかり持ち、2020年後継者もでき、日本と世界をつなげる「国際的な架け橋」へと発展することを願っております。
創立者 初代理事長 川瀬 充弘
名称 | 学校法人HIRO学園 Gakkou Houjin HIRO GAKUEN |
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代表者 | 理事長 川瀬充弘 Diretor Proprietário Mitsuhiro Kawase |
所在地 | 〒503-0817 岐阜県大垣市上面2丁目90番地2 Gifu-ken Ogaki-shi Jomen 2-90-2 |
連絡先 | tel. 0584-82-6045 fax. 0584-82-6047 |
職員 | 教員14名 事務員3名 運転手6名 |
人数 | 13クラス (インターナショナルHIRO保育園・初等部・中等部・高等部) 約215名 / 215 alunos |
9月16日 16/09
ラジル人託児所(幼児16名)KODOMO LANDを川瀬充弘が引き継ぐ。
Mitsuhiro Kawase deu prosseguimento à creche brasileira "KODOMO LAND" com 16 crianças
11月1日 01/11
園児増加の為、南頬町に改築移転
Mudança para o bairro de Minaminokawa
12月15日 15/12
保護者懇談会を開き、保護者からの要請により、ブラジル人学校開校の為、模索検討に入る 。
Em reunião, pais solicitam a criação de uma escola para os alunos brasileiros.
2月16日 16/02
名古屋総領事館・ブラジル東京大使館を通じ、ブラジル教育省を訪問。
O diretor visitou o consulado brasileiro, em Nagoya, a embaixada, em Tokyo e o MEC, no Brasil.
4月1日 01/04
HIRO学園東前校を開校。川瀬充弘が学長となる
Abertura da Escola HIRO GAKUEN Unidade Higashimae
9月 Setembro
ブラジルでの認可を得るため、ブラジル教育省へプロジェクトを提出。
Entrega de projeto ao MEC
10月 Outubro:
ブラジル政府教育省「パニスエ」が視察のため来校する。
Visita do MEC
10月30日 30/10
HIRO学園上面校を開校。
Abertura da Escola HIRO GAKUEN Unidade Jomen
12月4日 04/12
初等部、中等部がブラジル政府教育省認可校となる。
Ensino Fundamental reconhecido pelo MEC
2月25日 25/02
HIRO学園第1回卒業式(福祉会館)幼児部・中等部
Primeira Formatura de Educação Infantil e Educação Fundamental
10月6・7日 6 e 7/10
大垣にてブラジル人学校協会スポーツ大会開催 700名参加。
Realização de Jogos Esportivos da Associasão de Escolas Brasileiras, em Ogaki
12月 Dezembro
高等部がブラジル政府教育省認定校となる。
Ensino Médio reconhecido pelo MEC
1月 Janeiro
日本の大学進学可となる(日本語学校へ一年通学を条件として)
Aprovado o acesso à Faculdade/ Universidade Japonesa aos alunos formados na Hiro –Gakuen
11月26日 26/11
学校法人認可の為、準備を始める。
Início dos preparativos para a homologação como escola corporativa.
11月28日 28/11
県知事より法人認可がおりる。(ブラジル人学校としては国内初)
A escola foi homologada pelo governador de estado.( Tornando-se assim a primeira Escola Brasileira em território japonês)
1月12日 12/1
新校舎竣工式 新校舎完成。
Cerimônia de conclusão do novo prédio da escola Conclusão do novo prédio escolar